23年9月3日(土)大分県津久見市いし様邸の記録

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9月3日 台風対策、その他

九州大分県は台風進路が外れてるから大丈夫だろう、、と気楽に考えてましたが、思いのほか風が強かった為
朝から私1人で台風対策をしてきました。足場のシートを外したり、その他諸々やっておきました。

その後、倉庫の中を整理しに大泊へと直行。ちょっとした実験をやる事にしました。

整理中の倉庫内の機材と網戸

まず、使用済み塗料の空の缶を横向きに寝せて、研磨材を用意。中央にテープをはります

塗膜の密着試験用に空き缶の中央をテープで区分

テープから右側をサンドペーパーでガシガシこすって傷を入れる「ケレン」=「目荒し」を行います。
左側は何もせずそのままです

空き缶の右半分だけをサンドペーパーで目荒し

その後、密着性の良い弱溶剤2液型シリコン樹脂塗料を両方に塗ります。
2つの液体を科学反応させて硬化するタイプなので、1液型よりも密着性は良いとされています。

目荒しの有無を分けた空き缶の両側に塗料を塗布

左右どちらも見た目は変わりません。その後しばらく放置。倉庫整理しながら乾燥を待ちます。

左右の試験面に同じ塗料を塗った状態

充分に乾燥したのを確認した後、左右両方にカッターでバッテン状に切り、傷をいれておきます。

乾燥した試験塗膜にカッターで切り込みを入れる

写真じゃ確認しずらいですが、うっすら バッテンの傷がわかると思います。
そして、まず左側(ケレン無し)側にガムテープを貼って、指で入念に押さえます。その後思いっきり剥がします

ケレン無し側を、剥がす瞬間のビデオです。↓

次はケレン有り側を、剥がす瞬間のビデオです。↓

比較的グレードの高い1缶2万円クラスの2液型塗料でも、こするのを省くとあっさり剥がれてしまいます。

テープ剥離試験で左の目荒しなし側に塗膜剥がれが生じた状態

次は、鉄ヘラでガリガリやってみました。↓

左側は、塗膜ごと剥がれて、缶の下地が出るのに対して、右側は塗膜が薄くなっただけのような感じです。

鉄ヘラでこすった目荒しなし側とあり側の塗膜の違い

左側は塗料が(乗ってる)状態に対して 右側は塗料が(くいついてる)状態と言えます。

普段からケレン作業を真面目にやってる人からすれば当たり前でしょうが! と言われる結果なんですが、
これくらい差がハッキリ出るもんだとは思いませんでした。(^^;

ちなみに今回は時間の関係上、いきなり上塗りをかけてますが、さらに強靭に密着させたい場合は
高グレードなサビ止め塗料等を下地にかませておくと、尚の事剥がれなくなり、goodですね!

しかしながら、9社も!塗装会社を転々とした私が知る、世間一般仕様は、
ケレン無し&1液型のウレタン塗料(1缶9千円くらい)を1回塗ってお終いです。
それでも無茶苦茶クレームになってない理由は、施主さんが塗った後カッターで切り込みいれたり
ガムテープで剥がしたりしてないからです。自然環境下においては、塗料が乗ってるだけの状態でも
そこそこ長く維持するんだと思いますが、2度め3度目の塗り替えで、前回が世間一般仕様で塗られたお宅
に真面目な塗装屋さんが仕事に来たら、そのダメな塗膜は全部剥がさなければなりません。

そう考えると始めが肝心だなぁと改めて思いましたのです。

今日はそれと同時に、木部塗料のくいつき試験もしてみました。

木部用塗料の密着試験用に塗装した角材

ちと企業秘密的な?感じなので、詳細は内緒です。

角材の塗装面で行った密着試験の様子

こういう実験はヤミツキになりそうなので、時間を見つけてはいろいろやっていきたいと思います。
いつだってビギナーでいれるというのはおもしろいもんです。

という事で今日はお終い。

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