【9】破風,唐草下地調整【大分市 高江】

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【9】破風,唐草下地調整【大分市 高江】

12月11日 破風板,唐草,など下地調整(人員1名)【累計13.5人工】

今日は日曜日で、年のわりに用事の多い相方はお休み。私1人で現場入りする事にしました。ご近所を考慮し
いつもより少し遅め(9時前)に到着しました。
本日の記事は職人にとって最も大事な「時間」について着目したいと思います。

午前8時54分に到着した高江の塗装現場

その前に、昨日夕方 充電切れで撮影できなかったエアコン配管カバー撤去後の写真です。*計2箇所。
ここのカバーは2階のてっぺんから下までグネグネで固定してるんで、難儀しました。
こうしておけば、このカバーの内側の外壁も施工可能となります

エアコン配管カバーを外して露出した外壁

細かいパーツは、テープに番号書いてパーツに貼り 袋にまとめて足場にくくっておきます。
以前までは全て下に持っておりてたんですが、無駄手間だな という事で足場を利用してます。

取り外した配管カバーの小部品を袋に入れて足場に保管

で、今日の施工内容です。 9時から研磨関係の道具を袋に入れて足場へあがります

破風板の下地調整に使う研磨材とブロアー

何をするかというと 破風(鼻隠し)という部分などを 研磨処理します。ここは当初 雨樋がついており
昨日それを撤去しました。

雨樋を外した後に研磨する破風板

ルノー様宅は破風と樋の隙間が無く 高圧洗浄で洗ったつもりでも 水圧があてられず、樋を撤去すると
取れなかった汚れがよくわかります。↓↓  撤去しない場合、この汚れやゴミが付着した状態で「塗る」事に
なります。 **隙間の広いお宅の場合は外さなくても大丈夫です。

雨樋の裏に残っていた破風板の汚れ

まず、40番(荒め)のサンドペーパーで破風表面をこすって、表面の塗膜粉や汚れ ゴミを取り除きつつ
釘周囲の浮いた塗膜も ガリガリこすって落とす(ケレン) 及び 表面に傷を入れて凹凸を作り
後から塗る塗料の くいつき を向上させる(目荒し)も兼ねています。 が、、、、、、
この板は元々微妙な凹凸模様があり、(目荒し)については効果があるのか??なんとも言えず無駄手間?
のような気もしますが、しないよりしたほうが良い といったレベルかも知れません、、、

サンドペーパーで破風板を研磨

それと同時にステンレス製の樋金具をワイヤーブラシでゴシゴシやって傷を入れる目荒し

ステンレス製の雨樋金具をワイヤーブラシで目荒らし

こういう部材は完全なツルツルなので、目荒しする しない で 塗料の密着は全然違うはずです。
マウスを乗せると「金具の目荒し後」に変化します ↓

雨樋金具の目荒らし前後を切り替えて比較

その目荒しの効果を実証したのが この記事

に詳しく掲載しております。
そしてこれまたツルツルの素材 唐草 という屋根の先端にある細いトタンです。
これも同時にサンドペーパーでガシガシ目荒し。

サンドペーパーで目荒らしした屋根端の唐草板金

この唐草については正直、塗る 時と 塗らない 時とあります。塗らないから錆びて腐るような箇所でないし
雨樋が入れば紫外線をガンガンあびる箇所でもありません。おそらく50社塗装屋がいたら45社は塗らない
と思います。今回は樋を撤去できたんでやる事にしました。という事で 塗る なら絶対 目荒し をします。
これをしないで塗ると かなりやる気が失せるんで、しないなら塗りません。 が、しないで塗る が普通です

目荒らし後の唐草板金と雨樋金具

こすりまくりのビデオです ↓ ビデオ中盤と後半の 「時計」 にも注目してみてください。

今日みたいな1人の時は、10時 15時の休憩はタバコ1本(3分くらい)しかとらず、昼ご飯もささっと食べて

作業の合間の昼食

食事の後、師匠の曽根さんと質問事で電話をした後、12時40分から作業再開。

午後の作業再開前の12時39分を示す時計

で、先程のビデオの最後の部分の時間に「樋を撤去した部分の研磨」は完了。その後、もともと樋の無い
破風部分の研磨。ここはもろに紫外線や雨があたるんで、さっきのビデオの1.5倍くらいの ターボ研磨(笑)
(ここのケラバというトタン)は また後日こすります。

雨樋がない妻側の破風板を研磨した状態

そこの下のプラスチック製の部材も目荒し 形状が複雑なので もじゃもじゃペーパー使用。

丸い樹脂製部材を研磨材で目荒らし

で、最後の仕上げに、先日購入したコードレスブロアーで エアブロー 研磨した際のホコリを飛ばし
清潔な状態にしておきます。(当日中でないと夜露でホコリが取れにくくなるんで)
こういう時に コード引っ張る電源式は 面倒くさく、数分のタイムロスになります。

コードレスブロアーで破風板の研磨粉を除去

ぶわぁっといきます

という一連の作業が全て完了して、地上に降りたのが16時42分。 この後 片付けです。
サンドペーパーは数分使うと 切れ味が悪くなるので どんどん取り替えて使うんですが、
今日1日で使用した枚数です ↓

1日の研磨で使ったサンドペーパーと16時42分の時計

今日は この距離で見ないとわからない微妙な変化の為に 丸1日かけました。
マウスを乗せると「微妙な変化後」に変化します ↓

破風板と唐草板金の研磨前後を切り替えて比較

ここらへんから見ると、今日1日何をしたのか 私の頑張りが伝わりませんm(__)m

下地調整作業後も足場シートに囲まれた住宅

今日の昼間、師匠に電話した質問は、「曽根さんはいつも どこを どこまでこすりますか??」という内容です。
答えがこれです ↓

屋根の下地板である広小舞の裏側

曽根師範 は、この「広小舞」という屋根の下地板の裏側 まで ブラシでガシガシやります。
*今回 私はここまではやってません。 さらに、この広小舞の状態が悪い時があります。

広小舞の合板表面が層状に剥がれた部分

↑ この板は「合板」という何層かの薄い板を貼りあわせた製品で 年月経過すると、表面層が1枚1枚
ミルフィーユ(?)式に剥がれてきます。 で、曽根氏はそれが気にいらず、正常な層が出るまで剥がします。
*ルノー様宅は、正面の1部分のみ少し剥がしました。
40年間いろんな塗装屋で仕事をしてきた相方の板井氏は、私の事を
「お前程面倒くさい事ばっかやる奴は見た事も聞いた事もねぇ!」と、いつも呆れて 言い合いもしますが、
曽根塗装店の仕事は、私が見て 「あれ?この人何やってんだろう?」というような、凄まじい面倒臭さ加減です
故に、普通の塗装店が 「屋根と外壁」を2人で9日くらいで完了するところを、
「外壁のみ」で2人で1ヶ月以上かかったりする訳です。
下請けを専門にしてる職人さんや、元請でも、安く早く という方針で営業されてる方からすると、
塗装工事で1ヶ月 とかいうと、「そりゃよほど段取り悪いか ヘタクソなのか」 とか
「現場をカケモチしてるんじゃないか?」とか「俺なら同じ物件を1週間で出来る」とか、平気で言います。
それが悪という訳では無いですが、そういう方達っていうのは、仕事終わって家帰って ナイター とかを
見るタイプで、夜通しかけて施工の中身を研究するマニアックな曽根氏とかとは職種が違います。
但し、そういう曽根師範の病気をもらって見切り発車して今更止まれぬ状況になった今、、、
果たして いつもかつも 樋を撤去して、破風を1人工かけて研磨して、 とかが出来るか??????
多分大分県内ではこんな事をする人いないだろうし、九州という島の中でも???
今回 ルノー様宅の屋根の塗装は相談の結果 「吹き付け」となっております。
と、いう事は、屋根全面を1回塗るのに2時間くらいとすると、単純に 破風をこする=屋根を3回塗れる
という計算になります。シビアに費用対効果を考えると、今日の1日は非常にコストパフォーマンス悪いです。
足場を外して、数年後、樋の影になった破風のペンキが密着不良で剥がれても、遠くから見れば見えません。
ただ、、足場の上で作業してる私は、樋を外すと 破風の汚れがすっごい気になりますし、
そのまま塗るのは生理的に無理。
きちんとやりたい⇒研磨したい⇒充実感(楽しい)⇒⇒⇒⇒でも、、仕事は遊びじゃないしなぁ
と、いうようなパラドックスを抱いたまんま走りますけど 車は急には止まれません。
先日、師範からこういうコメントが、、、「北条君、あんまり削ると利益も削れるゼ」と、、、うまい!
しかし、多分自分にも言い聞かせてるんだと思います(笑)


旧ホームページから移行した施工記録です。

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