足場組立て
足場は専属業者に頼んで組み立ててもらいます。
高圧洗浄
圧力を130kg/cmコイン洗車場の倍の圧力で徹底的に洗います。
写真上半分が洗浄後です。年月が経つと表面が白く粉っぽくなり、その粉が除去されて元の色がでてきました。
クラック補修(Vカットシーリング)
クラックに沿って深さ、幅、共に1cmくらいの溝を掘ります。
表面の塗膜だけではなく下地から割れています。掘った溝の周囲は「ぼかし」の為に塗膜を削っておいてます。
この方法は将来的なクラック対策に非常に有効な処置ですが、欠点は深い傷跡をつけてしまい
このまま塗装するとこの部分が「ミミズ腫れ」のように目立ってしまいます。
その痕跡を消す為にこれからいろいろやっていきます。
ほこり清掃した後この後注入するコーキングの為の接着剤を塗っておきます。
その後、溝にコーキングを注入し、ヘラで気泡を抜くように押さえます
相方の板井氏がコーキング打ってるところです。
エアコンのホースの付け根のとこも割れていたのでパテを撤去してきっちり注入します。
上記の工程はほこりが舞うので、高圧洗浄を行う前日にしておきます。
後日、掘った段差を消していく工程へ移ります。「カチオンフィラー」という
普通のモルタルより8倍近い値段の特殊な樹脂モルタルをコテで埋めます。
馴染みが良いように少し湿らせておきます。
コテで塗りつけ、周辺部が段差にならぬよう硬い刷毛でぼかします。
この微調整に失敗すると最終的な仕上りが悪くなりますので神経を使います。
クラック補修最終工程です。新築の時の肌模様を復元する為、掘った溝の部分だけに肌合わせを行います
既存がボンタイル模様なので吹きつける粒もボンタイルです。
画像の白い部分が肌合わせた箇所です。
目地の部分もけっこう割れていましたのでプライマー塗り→コーキング打っておきました。
ちなみに使用したのは塗料の汚染がなく横方向の引っ張りに柔軟なコーキング材です。