下は目地コーキングの打ち替えの映像です。
↑この映像ではスピンカッターという電動工具で切ってますが、これがない場合はカッターで切ります。使い比べた結果、電動工具のほうが 「ほぼ」取り残しなく断面まで綺麗に切れるようです。しかも早いです。
ペンチもしくは指で抜き取ります。
撤去したかに見えますが、まだ断面に薄く残ったコーキングがありますので これを根気よくカリカリ削り、理想はボードの断面がむき出しになるくらいまで 削りたいところです。カッターの場合これが残りますが、先程のスピンカッターだと ほぼ綺麗に切り取れます。断面を綺麗に取る事で接着が向上しますので手間 や道具は惜しんじゃいけません。
削り取った後の状態です。↓
その後、「ボンドブレーカー」という絶縁テープを貼ります。 同じ「打ち替え」でもこれを省く人が多い為，見積りを取る際はこの項目がちゃんと入っているか 確認したほうが良いです。これを貼る目的は下記の通りです。
コーキング打ち替えのルールとして両サイドのみの「2点接着」が良いとされてます。 下写真はボンドブレーカーを省いて3点で接着してしまった悪い例です。たまに新築時から省かれている場合もあり 目地底にくっつく為、撤去に倍の手間を食う事があります。
意下写真が良い例です ↓建物が揺れる時にコーキングも左右に追従しなきゃなりません。 3点で接着してしまうとコーキングが金縛りにあいます。それを防ぐ為のボンドブレーカーです
目地の両サイドを汚さぬようにマスキングします。ボンドブレーカー →マスキングでしてますが 順序は逆でもかまいません。
コーキングを打つ前に、それ用のプライマー（接着剤）を塗ります。 何でも良いわけでなく「必ず」そのメーカー専用プライマーを使います。
刷毛で両サイドを中心にたっぷりと。
注入していきます。厚みが大事なのでたっぷりと、です。 ちなみにコーキングにも種類がたくさんあり、用途にあわせたものを選択すべきです。 その辺の事を書いたページも現在製作中です。
ヘラで均一に押さえます。空気が入らないように2往復します。
マスキングを剥ぎ取りコーキング完了です。この後乾燥の為1日空け、塗装工程に移ります。
費用については、現状の状態＆メーター数によって違います。
当店の場合は「日当」+「材料費」+「利益」で計算します。